コントローラ

光には触れることができない.そして,私たちは触れることができないものを操作するという感覚を,今まで経験してこなかった.いずれは経験することになるのかもしれないが,それには段階が必要なのではないか.まずは,光の画面に,コントローラという物質を通して触ること.これが,新たな人間の感覚のために必要なのだ.宮本の言う「何か物理的なもの」は,このことを端的に示している.しかし,ここで重要なのは,コントローラを作っていくためには,人間の手に合うことはもちろんのこと,光の軽やかさに対応できるような物質が必要なのではないか.

よく知っているようで,触れたことがない光.光に触れたら,どのような感触がするのであろうか,光に触れるためには,どのような形状が必要なのであろうか.そんなことを考えることがおかしいのかもしれない.今,私たちは,プラスチックでできたコントローラを持って,ゲームを楽しんでプレイしている.この事実から,光に触れるためのコントローラにおける物質性を考えたらどうだろうか.

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