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《Ryder Ripps Facebook, 2011》を全部見てみた

ライダー・リップスの《 Ryder Ripps Facebook, 2011 》を全部見てみた.《Ryder Ripps Facebook, 2011》は2011年11月1日までのリップスのFacebookのすべてをアーカイブしたという作品です.作品のタグにあるようにまさに「ファイルとしての自分[self as file]」な感じな「厚み」と,他人の人生の一部を見続ける徒労感を味わいました. RhizomeのThe Downloadというプログラムでも提供されています→ http://rhizome.org/the-download/2011/nov/ http://t.co/dWzY4jcrKK 延々とスクロールしている — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 まだまだスクロールしている  http://t.co/dWzY4jcrKK — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 女子大生の人生楽しい感じのツイートを横目に,僕はライダー・リップスという人の人生=Facebookを延々とスクロールしている. — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 Ryder Ripps ❤♡◠‿◠ฺ♡❤ ━► HAPPY VALENTINES! February 14, 2011 at 14:36 Friends って,リップスも楽しそうだ… — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 リップス? うなだれている… pic.twitter.com/M4dhAppcUn — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 リップス,何かはじめたらしい. February 13, 2011 at 3:36 Only Me pic.twitter.com/bs8XNBskI9 — mizuno masanori (@mmmmm_mmmmm) May 20, 2014 リップス,母から February 12, 2011 at 15:25 Only Me pic.twitter.com/7G75W3r6r...

Constant Updateが示す風景

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Rhizome は毎年アートとテクノロジーに関するカンファレン「 Seven on Seven 」を開催している.このカンファレンスをユニークにしているのは,7人のアーティストと7人のテクノロジストがそれぞれペアになって,作品やウェブサイトをつくりあげ,それをプレゼンテーションするというところにある. アーティストの Fatima Al Qadiri と App.net のCEOである Dalton Caldwell は,《 Constant Update 》という映像とサイトをつくった.この作品は,ひっきりなしに「プッシュ通知」がなり,TwitterやFacebookでステータスがアップデートし続けられる現在の情報過剰をモチーフにしたものになっている.映像を見ると,反復されるメロディーとともに聞き慣れた通知音が鳴り,印象的な言葉が表示されては消えていく.これだけの映像なのだが,通知音が映像を見ている人の多くの気持ちをざわつかせ,自分がいる「常に更新される環境」について考えされるのではないだろうか. Rhizomeはふたりのプレゼンを「 Livelog 」しており,ここでも常に情報が更新されていき,ちょっと前には最新だった情報はすぐに廃れていく.情報がすぐ廃れるがゆえに,通知される情報を常に摂取し続けないといけないという恐れが生まれる.しかし,Dalton Caldwellが言うように,「友達が水を飲みたい」といったような情報のアップデートを受け取る必要があるだろうか? そういった配慮から,作品のサイト http://constantupdate.net/ は決してアップデートしない設定になっている.つまり,永遠に廃れないのである. プレゼンの際に,レフ・マノヴィッチが「写真や映画による20世紀初期の情報爆発の方が現在のメールや通知のものより衝撃的だった」とツイートしているが,このふたつは大分異なるものだと考えられる.どちらもスルスルと私たちの無意識にいつでもどこでも訴えかけるものであるが,メールやプッシュ通知はまさに「自分」に向けてやってくる.自分の視界に予め情報が設置されているのではなく,手元にあるデバイスに情報がやってくるのである.これはやはり写真や映画とは異なる情報の伝達のあり方であろう. 誰かのもとに,その誰かに向...