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MASSAGE連載03_光を透過させ、データとは連動しないディスプレイのガラス

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MASSAGE での連載「モノとディスプレイとの重なり」の第三回「 光を透過させ、データとは連動しないディスプレイのガラス 」が公開されました. Houxo Queさんの 《16,777,216 view》 シリーズ とEvan Rothの 《Dances For Mobile Phones》 シリーズからあらたな平面について書きました! ディスプレイは普段は光,モノ,データとがぴったりと重なり合っているけれど,それをあえて引き剥がし,また重ねると,そこにあらたな平面が現れるということを書きました. 谷口暁彦 さんが作成してくれたイメージに「手」がでてきたのと呼応するように,ディスプレイに対するヒトの意識や行為が考察のなかに入ってきました. 次回もがんばります😊 😊😊

お仕事:メディア芸術カレントコンテンツへの記事_25

記事を書きました→ エヴァン・ロス氏が新作《No Original Research》を公開 エヴァン・ロス氏の新作について書きました. 作品の解説・考察でテキストが長くなってしまったのですが,できればロス氏スタジオ移転についても書きたかった. − 今回の展示を知ったのはロス氏のeメールによるニュースレターだったのだが,そこにはロス氏がスタジオを移転したとの知らせもあった.スタジオ移転を知らせるブログは「 Hello World... 」というタイトルで,そこにはGoogleMAPで所在地が示されていて,もちろんストリートビューでその場所を見ることができる. さらに,ロス氏のスタジオのシャッターにはアーティストの Mathieu Tremblin氏のよってペイントされていて,そこには, READY PRINT "HELLOW WORLD!" HELLOW WORLD! READY. ■ と描かれている.そのシャッターの様子はGIFアニメで見ることができる.さらに,アラム・バートル氏がフォーマットをつくった「Offline Art」のノードが備えられているので,ロス氏のスタジオ近くに作品を体験できるかもしれない.そして,私も含めてパリになかなか行けない人は,Tor Browserさえインストールすれば,デープネットにあるロス氏のスタジオにアクセスできる. スタジオをストリービューで見せて,さらにGIFアニメというオンラインでのスタジオ擬似訪問,リアルに現場に行かないと体験できないOffline Art,ネットはネットだけれども普通にはたどり着けないディープネットと盛りだくさんのスタジオ移転報告であった.URL=http://www.blog.ni9e.com/hello-world-studios/をみると「studios」と,しっかりと複数形になっていた.今やスタジオがあるのはリアルだけとは限らないし,ネットも複数あるという時代になっているのかもしれない.

Evan Roth《One Gif Compositions》が示すパフォーマティブな画像(群)

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http://officechair-on-greenyellow.com CBCNET で紹介されていた  Evan Roth の《 One Gif Compositions 》には,文字通りの意味で「膨大な低解像度の画像がディスプレイのスキマを埋めていく」感じがあるような気がしている.単一のファイルを多くの別の名前にすることによって,ブラウザはそれぞれを独立したファイルと認識するので,ダウンロードやキャッシュに時間差が生じて上のような画像が生まれる.同一の画像のコピーがとても簡単にできるデジタルの特性とGIFのループをうまく組み合わせて,大量のアニメーションが画面を埋め尽くすようになっている. 「複製技術技術時代の芸術」での「複製技術」の範疇を超えてしまった「コピー」の連鎖みたいなものをこの作品に感じる.それは「オリジナル」と「コピー」という関係の消滅につながる.美術批評家のボリス・グロイスは「画像ファイル」に関して,ファイル自体は見ることができない,つまり「オリジナル」を見ることができないものだとしている.その上で,「画像ファイル」に基いてディスプレイに表示される「画像」は「コピー」ではなく,楽譜に基づいた演奏などに似た一回限りのパフォーマンス的なものであると指摘している[Boris Groys, From Image to Image File—and Back: Art in the Age of Digitalization in Art Power, MIT Press, 2008, pp.84-85.] ディスプレイに表示されている画像は「オリジナル」と「コピー」という関係が成立しないもので,パフォーマティブな画像だというグロイスの指摘は興味深い. グロイスの指摘を経由すると,CBCNETでの紹介記事タイトル「同じGIFアニメを別名称で大量に再生することによって生まれるモーション表現」にある「同じ」「別名称」「大量」「再生」という3つの言葉が結びつているところが「画像ファイル」のひとつの特徴をなし,ディスプレイでのパフォーマンスに深くつながっていると考えられる.実際,ブラウザとキャッシュという仕組みをうまく使っているので, Evan Rothの《One Gif Compositions》は「画像ファイル」のパフォーマ...