批評誌『ヱクリヲ9』に寄稿
批評誌『 ヱクリヲ9 』に「ジェスチャーとともに写真のフレームを無効化する「写真」───ピンチイン/アウトによる「写真」の拡大縮小」を寄稿しました.身近な行為から「写真」について考えています.よろしくお願いします😊 『ヱクリヲ9』の「特集 写真のメタモルフォーゼ」の序論で次のように紹介されています. 水野勝仁 による「 ジェスチャーとともに写真のフレームを無効化する「写真」───ピンチイン/アウトによる「写真」の拡大縮小 」は,かつて写真の本質的な特徴と見做された「フレーム」が現代の技術環境で見せる変容についての分析だ.ピンチ・イン/アウトというスマートフォンで一般化した触覚的な知覚はどのように仮想空間に作用しているだろうか.この未知の行動様式がもたらすメディア論的な可能性が見いだされる.p.10 ヱクリヲのTwitterでは次のように紹介されています. スマートフォンは、フレームレスになっていたデジタル画像に「縁」を与えたと同時に、世界を四角く切り取ってきた写真の「フレーム」を無効化しました。それは、ジョブズがiPhoneで親指と人差し指を使って「ピンチイン/アウト」ジャスチャーを行ない、画像を拡大縮小させたときに起こりました。 pic.twitter.com/JHGpKeaVWC — エクリヲ|vol.9発売開始 (@ecrit_o) 2018年12月1日 ジョブズが触れていたのは写真でも画像でもなく、ディスプレイのフレームをはみ出していく「写真」という操作可能な未知のオブジェクトでした。「写真」は物理的フレームとしてのディスプレイだけでなく、写真が持っていた被写体と被写体以外とをまとめ上げてきた「フレーム」もはみ出していくのです。 pic.twitter.com/3815kPYEf7 — エクリヲ|vol.9発売開始 (@ecrit_o) 2018年12月1日 「写真」は操作可能なオブジェクトとして「フレーム」を意識せずに見ることを可能にしたのです。だからこそ、私たちは見るだけでなく指で触れながら、スマートフォンの一部として存在している「写真」について考えていかなければならないのです。『ヱクリヲ9』掲載の水野勝仁による論考です。 pic.twitter.com/...