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artscape連載「メディアから考えるアートの残し方」の第1回でエキソニモにインタビューをしました

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artscape で始まったメディアの視点からアートの保存,そして「作品」というあり方を捉え直す連載「 メディアから考えるアートの残し方 」の第1回でエキソニモにインタビューをしました.「 メディアアートの輪廻転生 」展を起点にして,エキソニモの話を聞きながら,私はメディア/インターフェイスと接する身体の感覚の保存はできるのだろうかという話をしています.編集を担当してもらった水野雄太さんのおかげで読みやすい流れになっています.ぜひ,お読みください😊 インタビュー準備のために書いたnote 032:作品の歴史における履歴としての死 039:「Looking through(透かし見る)」のメディウム 042:それもまた《Magnet TV》である 043:「動的ふるまい」を生成するプラットフォーム インタビュー収録の様子のスクリーンショットに映っている「 ⌛️エキソニモへの質問案 」

出張報告書_HELLO, YCAM!

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12月15-17日に開催された「 HELLO, YCAM! 」では多くのトークを聞いた.そこから感じたのは,YCAMがハックできる施設であり,ハックできる人たちがいるということだった.どこでも使おうと思える建物の空間を実際に使ってみたり,多くの異なる領域を拠点とする集団がそれぞれの集団をハックしてみたりと,施設と組織自体を中の人たちが改変していく.アーティストという何もないところから始める人とともに作業をしてきたYCAMのスタッフは,0から考えることに慣れているとR&Dディレクターの伊藤隆之さんが言っていたように,YCAMは0から1にする行為を行い続けている.しかし,よく考えてみると0ではない.そこにはすでにアーティストがいて,建物があり,組織がある.けれど,YCAMはそれを既定のものとせずに,常に改変できないかと様子を伺っている.専門委員の城一裕さんを中心にして,展示施設としてだけでなく研究施設へと整備されていく様子は,国の制度をハックして,YCAM自体が改変されているように見える.HELLO, YCAM!のトークセッションは,YCAMが自らを改変していくプロセスが話されていたと思う. Sports Hackathon & Yamaguchi Future Sports Day from YCAM on Vimeo . エデュケーターの菅沼聖さんがエキソニモをゲストに迎えた「教育」をテーマとしたトークで「書き込み可能性」と言っていた.この言葉を聞いたとき,YCAMのスタッフは「書き込み可能性」を自ら拡張していると私は考えた.公共施設という縛りがきつそうで書き込みの余白がほとんどなさそうなYCAMで,なぜ「書き込み可能性」自体を拡げることができるのであろうか,ということを大学という組織に属している私はトークを聞きながら考えていた.このテキストを書いている時点ででた一つの答えは,彼らはテクノロジーをうまく使っている,ということだった.YCAMはテクノロジー万能主義ではないけれど,テクノロジーを使うことで「これまで違うことができる」ということをポジティブに考えている.「それは単にあたらしいテクノロジーを使っただけではないのか」という問いがあったとしても,それは単に「問い」でしかない.YCAMの施設,スタッフはテクノロジーを作品...

お仕事:YCAM YEARBOOK 2017-18への寄稿:バニシング・メッシュ展レビュー「あらゆる世界が重なり合う世界」

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YCAM YEARBOOK 2017-18に展覧会「 バニシング・メッシュ 」のレビュー「あらゆる世界が重なり合う世界」を寄稿しました. バニシング・メッシュ展には,菅野創+やんツーによる《 Avatars 》とサイン・ウェーブ・オーケストラによる《A Wave》《The SINE WAVE ORCHESTRA stay》《The SINE WAVE ORCHESTRA stay》,計4作品が展示されています.私のレビューでは《Avatars》と《A Wave》とが論じられています.両作品とも展覧会の主旨である「今日の情報化社会への批判的展望」を見せてれているので,私の方もメディアアートで古くから扱われきた「物理世界」と「仮想世界」との関係を今日的にアップデートするようなテキストを書きました. インターフェイスという膜でヒトの物理世界とモノの物理世界とを取り囲み,ヒトとモノとの重なりを生じさせるひとつの仮想世界をつくりだしている.ここでの仮想世界は物理世界と対立するものではなく,ヒトとモノのふたつの物理世界を重ね合わせるために必要な触媒として,ヒトとモノとの世界に重ねられる存在となっているのである.(p.100) あらゆる世界が重なり合う世界,水野勝仁  また, 私はいつも視覚的な作品を考えているので,「サイン波」という音を扱うサイン・ウェーブ・オーケストラの作品を考察するときに,音響文化研究者の中川克志さんの「 作文:サイン波は世界を幻惑する(かもしれない) 」にとても助けられました.中川さんがここで音について論じていることが,《A Wave》という映像を用いた作品でも試みられているのではないかというところから,考察の突破口が開けています. 作品が先に行ってしまっているので,作品とともに考えつつ,テキストがアップデートされていればいいなと思います. 是非,YCAMに行って,バニシング・メッシュ展の作品を見て,YCAM YEARBOOK 2017-18を手に入れて,テキストを読んでみてください. 追伸:YCAM YEARBOOK 2017-18,執筆者に水野姓が3人もいるのもポイントです😜😜😜