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トークしてきました

三輪健太朗著『マンガと映画 コマと時間の理論』刊行記念トークショー「メディアの狭間から考える」 に出て,トークしてきました. 私の役割は「マンガ・映画以後」ということで,三輪さんが著書のなかで「フレームの可変性」ということ言っていて,でも,マンガでは読者が「コマ」を直接は変えられないよねということで,ブラウザのウィンドウの可変性を強く意識している ラファエル・ローゼンダール さんの作品を紹介しました. トークではうまく話せませんでしたが,ローゼンダールさんは初期のアニメの「動き」も強く意識している作家です.感覚的に気持ちいい「動き」をとても考えていて,自身のブログにいくつかテキストを書いています.初期のアニメについてはトークでも増田さんが取り上げていたので,この辺りからもネットアート,もしくはブラウザ上の表現と「マンガと映画」を考えることもできたかもしれません. いつもながら,自分のトークには反省だらけですが,司会の松谷さん,岩下さん,増田さんのそれぞれの専門からの問題提起,そしてそれに対して見事に応答していた三輪さんのおかげでとても刺激的な時間を過ごすことができました.ありがとうございました! −− 最後におまけと自分のためのメモ トークでのスライド(ボツスライドつき) ウィンドウって,大きさを変えられますよね? 最初はクワクボリョウタさんの影絵シリーズも取り上げようと思っていました.クワクボさんは影絵をメディアとして使いながら,「フレーム」をなくしつつ線路という一本のラインに沿って「物語」を想起させる作品形態から,影をフレームで区切り,ループした抽象的な表現へと変化させました.この変化は「コマ」と近代の時間性と関係があるのかどうかを考えていました. また,ローゼンダールさんは可変的なフレームをもつ抽象的な非物語的な表現を行い,クワクボさんもフレームをつくることで影を抽象化して非物語的な表現を行っています.あと,拡大縮小自由な影は「ベクター」画像になるでしょう.色彩は全く異なりますが,このふたりは作品が「クリーン」な感じも似ている感じがあるので,また改めて考えてみたいです.

告知:三輪健太朗著『マンガと映画 コマと時間の理論』刊行記念トークショー 「メディアの狭間から考える」

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三輪健太朗著『マンガと映画 コマと時間の理論』刊行記念トークショー 「メディアの狭間から考える」  日時:2014/5/17 (sat) 18:00 open 会場:京都三条 Media Shop 主催:視聴覚文化研究会  マンガと映画は,私たちにもっともなじみ深い表現媒体かもしれません.両者の比較分析を通して,「コマ」という時間表現にマンガの近代的な特性を抉り出す著作『マンガと映画』,その著者である三輪健太朗氏をお招きします.「時間」,「コマ」,「近代」といったキーワードから,異分野に属する登壇者たちが『マンガと映画』に切り込むと同時に,さらには両者に限らない様々なメディアや視覚文化一般へと開いた議論を目指します.  登壇者: ・三輪健太朗(マンガ研究、学習院大学) ・松谷容作(映画論、神戸大学) ・岩下朋世(マンガ研究、相模女子大学) ・水野勝仁(インターフェイス論、甲南女子大学) ・増田展大(映像文化論、早稲田大学) −− 「マンガ」と「映画」という畑違いの分野の書評会に出ます. 当日は以下の作品やテキストを取り上げながら,三輪さんが『マンガと映画』のなかで取り上げていた「フレームの可変性」や「意味の一義性」 のことなどを話そうと思っています.これらのことを考察しながら, 「 近代を共有するマンガ・映画」という枠組みから外れている( あるいはそれを共有し続けている?)ウェブやコンピュータという話ができればと思います. Olia Lialina,《My boyfriend came back for war》 1998 Lev Manovich and Andreas Kratky,《SOFT CINEMA》2002−2005 クワクボリョウタ《10番目の感傷(点・線・面)》2010 ラファエル・ローゼンダール《into time .us》2012 ラファエル・ローゼンダールの「ブラウザ」に関するテキスト composition & the browser Formal characteristics of the browser お時間のある方は,是非お越しください! -- 追加[2014.5.16] 発表スライド(...