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「映像学」に掲載された論文がJ-Stageに掲載されました👻

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「映像学」に掲載された論文がJ-Stageに掲載されました👻 1本はインターフェイス論で,もう1本はメディアアート論,というか,エキソニモ論です.上の画像は「あいだを移行する「↑」」で考察しているエキソニモの《断末魔ウス》がUN-DEAD-LINK展で展示されていたときのものです.いずれこの展示も含めて改めて 《断末魔ウス》を考えたいなと思っています🧐 2023年3月31日に公開された2つの論文 マジック・メモとスケッチパッドにおけるイメージと痕跡の関係 あいだを移行する「↑」──エキソニモ《断末魔ウス》,《↑》におけるカーソルの諸相── すでに公開されてされていたけど,こちらもあります. 「認知者」としての作品――エキソニモのUN-DEAD-LINK展を事例に

科研の最終報告会での発表「 私たちに残された行為はただ一つ,ゲーム機本体の電源を落とすことである.」

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JSPS 科研費 JP 20H01203「 ライフ/デス・アートの美学 」の最終報告会で,山形一生さんの《Blank Screen》を取り上げて「 私たちに残された行為はただ一つ,ゲーム機本体の電源を落とすことである.」という発表しました.タイトルは山形さんのテキストからとってきています.《Blank Screen》というウェブ作品の体験を通して,明確なインタラクションがあった作品が終わりを迎えて,何も反応しなくなった際のなんとも言えない感じを考えています.このなんとも言えない感じを伝えるために,発表で《Blank Screen》の作品実況をしました.実況は発表資料にはありません. また,発表で「認知者」という言葉を使っているのですが,それは同じ科研で昨年度まとめた「 「認知者」としての作品──エキソニモのUN-DEAD-LINK展を事例に 」で論じているので,この論文のまとめが発表の前半部分になります. 発表資料:  私たちに残された行為はただ一つ,ゲーム機本体の電源を落とすことである.

紀要論文「山形一生へのインタビューとともに考える「デジタルオブジェクトのリアルな感じとその生と死」」

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紀要論文「山形一生へのインタビューとともに考える「デジタルオブジェクトのリアルな感じとその生と死」」が掲載された 「甲南女子大学研究紀要Ⅰ 第59号」が刊行されました. 紀要論文の要旨です. 本論文は、「アートとテクノロジーが重なり合うメディアアートにおける生と死の観念とその表象についての調査」の一環として、2022年4月30日にアーティストの山形一生に行ったインタビューをもとに、山形作品から受けるリアルな感じがなぜ生じるのかを探り、さらに、リアルな感じ以前に生命の感じや快の感じがレンダリングされるデジタルオブジェクトが示す生と死の表象を考察したものである。 この紀要論文はJSPS 科研費 JP 20H01203「 ライフ/デス・アートの美学 」のもとで行われたアーティストの山形一成さんへのインタビューをもとに,山形さんとともに書きました.山形さんへのインタビュー全文はこちらで読めます→ 🪲山形一生インタビュー いずれ甲南女子大学の学術情報リポジトリにPDFが掲載されると思います.紙で読みたいという方がいましたら,以下のフォームから申込ください.抜き刷りを発送します🌫 🌫 🌫 読み込んでいます…

「フラットネスをかき混ぜる🌪(5)認知負荷ゲームとしてのエキソニモ「Sliced (series)」(2) ──《A shot computer keyboard, sliced》から認知プロセスを透かし見る👀」が公開されました

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作品や論考を掲載する(ほぼ)月刊の写真ウェブマガジン「iiiiD」の11月号に連載「フラットネスをかき混ぜる🌪」の5回目が掲載されました.タイトルは「 認知負荷ゲームとしてのエキソニモ「Sliced (series)」(2) ──《A shot computer keyboard, sliced》から認知プロセスを透かし見る👀 」です.タイトルにあるようにエキソニモ「Sliced (series)」を取り上げています.よろしくお願いします🙏

メディア映像史 (2022年度水野担当分)の授業資料

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今年度, 愛知県立芸術大学のメディア映像専攻 で「メディア映像史」を担当しました.15回全部ではなく,5回のみ担当ということで「インターフェイスとともに考えるメディア映像史」という感じで,インターフェイスの歴史を振り返りました. エクリでの連載「 インターフェイスを読む 」や『 UI GRAPHICS 』で書いてきたことを,今の自分の関心に沿って書き直しながら授業資料をつくっていくと, 「インターフェイスの歴史はヒトとコンピュータの複合体がデジタルオブジェクトの検出可能性を高めてきたもの」という視点で改めて読み解いていくことになりました.その結果,以前にはなかった視点が多く出てきました. 他大学での授業は久しぶりで最初は緊張しましたが,学生からのコメントが興味深く,回を増すごとに授業準備が楽しくなりました🙌  学生の皆さん,そして,関口先生,ありがとうございました ☺️ メディア映像史 (2022年度水野担当分)の授業資料 https://mmmmm-mmmmm.notion.site/86d899322c124df0ba6eb46424a7c3fa?v=794a9d06df8c42f39e723747439c730e

メディアアート論(2022年度)の授業資料

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今年度から甲南女子大学で「メディアアート論」を担当することになりました.「メディアアートとは?」という授業ではなくて,私が興味を持っている考え方や作品を紹介するという授業にして,これまで自分の考えをまとめつつ,アップデートすることを目指しました.だから,これまでに書いたテキストを今の関心に沿って修正したものがメインになっています.もとのテキストへのリンクもあるので,読み比べてもらったり,メディアアートを考えるための一つの参照項になったりすればうれしいです☺️ 学生からのコメントとコメントメインの振り返り回, 高尾さん に授業をしてもらったところの授業資料は「なし」にしてあります. メディアアート論(2022年度)の授業資料 https://mmmmm-mmmmm.notion.site/186e1c038abe44ada0b5dfa880e7db6c?v=b6eb0f83875245c0bcc2a19336a6bba9

2022年の振り返り

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2022年にはこの投稿を含めて9本の記事を書いています.2021年が13本だったから,4本減りました👻 ちなみに note には21本の記事を書いているので,合計して30本の記事を書いたことになります.2021年は53本の記事を書いていたので,だいぶ減りましたね😢 2022年は久しぶりに査読論文が出ました.『映像学』には3本目の論文掲載です.査読論文の掲載はやはりうれしいですね! 日本映像学会の『映像学』の107号に論文「「認知者」としての作品──エキソニモのUN-DEAD-LINK展を事例に」が掲載されました🎉 ÉKRITSで断続的に掲載してもらっている「インターフェイスを読む」の7回目のテキストを書きました.8回目で書きたい題材はあるもですが書けないまま2023年になっていきます. ÉKRITS連載_最小化された行為の先にある合生的認知 - インターフェイスを読む #7 いつもとはちがうこともしました.私が勤めている甲南女子大学文学部メディア表現学科の卒業生・尾松琴音さんの映画『コットンダイアリー』の公式HPをNotionで作成しました.最初は検索にかからないなどの苦労がありましたが,少しはお役に立てたかなと思います.この作品を元町映画館に観にいったときは補助席が出るほどの満員でした👏  映画『コットンダイアリー』の公式HPの作成 原久子 さんのお誘いで ENCOUNTERS × Vislab Osakaトークセッション①でお話ししました. ENCOUNTERS × Vislab Osakaトークセッション① 映像学会で発表しました.毎年発表したいなと思っているので,今年も発表できてよかったです.大学院生の発表が多くて,教員の発表が少ないなと感じているのですが,教員なっても毎年発表していた 小出正志 先生が今年で退職になるのも知りました.小出先生のように毎年発表できるように頑張りたいなと持っています 日本映像学会第48回大会で「インターフェイスにおけるデジタルオブジェクトの実在性」という発表をします🧐(追記:2022/06/06 発表資料の追加) 日本映像学会第48 回大会報告が発行されました🧐 かつて,「インターネット・リアリティ・マッピング」という連載をしていたのですが,ページがなくなってしまったので,noteに転載しました🗺 「インターネット