2021~23年度科研費「生命の物質化・物質の生命化に関する理論調査と制作実践」成果報告会

3/04/2024

九州福岡で科研の成果報告会に参加します🥸

私のメインは永田康祐さんの「一杯のお茶から: ノーマ京都とコンプレックス・シンプリシティ」を読んで，食べていないのにノーマ京都の料理を感じて，テキストの執筆者にその感じを話すというところです🍽️

生命と物質をめぐる理論と実践

Life/Matter in Research and Practice

2021~23年度科研費「生命の物質化・物質の生命化に関する理論調査と制作実践」成果報告会

日程｜2024/3/7-8

会場｜九州大学・大橋キャンパス

メンバー｜増田展大、秋吉康晴、城一裕、高尾俊介、松谷容作、水野勝仁、横川十帆

ゲストアーティスト｜永田康祐

「生命」および「物質」概念をめぐる近年の理論調査と、それらを具体化するメディア・アート／デザインの制作実践との協働を目指し、過去３年間にわたって進めた研究成果の報告会を開催します。

初日は制作実践班のメンバー（城、高尾、横川）と、ゲスト・アーティストとして永田康祐を迎え、この間の制作実践や今後の展望について報告およびパフォーマンスを行います。２日目は、理論調査班のメンバー（増田、秋吉、水野、松谷）を中心に、上記の作品に関連して進めてきた調査内容や研究成果について報告します。

参加ご希望の方は、以下のフォームよりお申し込みください（3/6 18:00まで）。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeKmyhr2KyZCY3DYf-GKeejmw6KqCR_WZhevATAC91F0ssnbg/viewform

プログラム

2024/3/7 thu. ｜制作実践班を中心に（音響特殊棟スタジオ *を除く）

14:00~16:00 報告１「生命／物質の色」

登壇者高尾俊介・横川十帆・城一裕

16:30~17:30 パフォーマンス「Fire in Water」（*フードラボ）

ゲストアーティスト永田康祐

17:30~18:30 報告２「生命／物質の味」

登壇者永田康祐・城一裕

2024/3/8 fri. ｜理論調査班を中心に（音響特殊棟スタジオ）

11:00~12:00 報告３「NFTのこれまでとこれから」

登壇者高尾俊介・水野（聞き手）

13:30~15:30 報告４「生命／物質とメディアアート：調査報告」

登壇者松谷容作・秋吉康晴・増田展大

15:45~16:45 トークイベント「一杯のお茶から」見えてくるもの

登壇者水野勝仁・永田康祐＊参考文献

16:45~17:30（終了予定）アフタートーク

主催 KAKEN 21H00495

Photo｜Kosuke Nagata, Fire in Water, 2023

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マウスとカーソル：カーソルによる選択行為

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ラファエル・ローゼンダールの「ガスのような作品」

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昨日，川崎市民ミュージアムでラファエル・ローゼンダールとインターネット・リアリティ研究会でのトークをしてきました．トークに来てくれた方ありがとうございました！トークはとても興味深いものでうまくまとめて紹介したいのですが，自分も登壇者だったのですべてをまとめる余裕がないので，トークの紹介というよりもトークで自分が気になったことろ及びローゼンダールの展示から考えたことを書いていきたいと思います．展覧会でローゼンダールが展示していたのは《 looking at something 》でした．ネットでも体験してもらえるとすぐにわかるのですが，カーソルやタッチのインタラクションに応じてブラウザに表示されている天気が「晴れ」や「雨」，「雷雨」に変わるというものです．展示は３つの画面がプロジェクションされていて，それぞれを映像の正面に置かれた展示台上の「トラックパッド」でコントロールするというものでした．インスタレーションとネット上の作品のちがいは画面の大きさやその数などありますが，「カーソルの有無」が個人的にはとても気になりました．インスタレーション版ではカーソルはありませんが，ネット版ではパソコンで体験するとカーソルがあって，スマートフォンではカーソルはありません．スマートフォンで体験パソコンで体験自分のなかではカーソルがあるパソコンでの体験が一番作品とインタラクションを行なっている感じがします．自分の指の行為がカーソルに反映され，それがしっかりと「カーソル」の位置として見えているからなのだと思います．カーソルがないタイプだとスマートフォンの方がよりインタラクトの度合いが深いかなという感じです．インスタレーション版は，プロジェクションされた画面とトラックパッドとのあいだの距離があり，自分で動かしているのは確かなのだけれども，そこには本当に自分が画面をコントロールしているのかという小さな疑念みたいなものが浮かんでくるというか，インタラクションで「自分と画面とがつながる」，インタラクションの研究者・渡邊恵太の言葉でいうと「帰属感」を感じるまでにわずかに微小な時間のズレがあるという感じです．インタラクション版に感じたズレが「悪い」というわけではなくて，作品を体験する環境によって微妙に

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