コントローラ

光には触れることができない.そして,私たちは触れることができないものを操作するという感覚を,今まで経験してこなかった.いずれは経験することになるのかもしれないが,それには段階が必要なのではないか.まずは,光の画面に,コントローラという物質を通して触ること.これが,新たな人間の感覚のために必要なのだ.宮本の言う「何か物理的なもの」は,このことを端的に示している.しかし,ここで重要なのは,コントローラを作っていくためには,人間の手に合うことはもちろんのこと,光の軽やかさに対応できるような物質が必要なのではないか.

よく知っているようで,触れたことがない光.光に触れたら,どのような感触がするのであろうか,光に触れるためには,どのような形状が必要なのであろうか.そんなことを考えることがおかしいのかもしれない.今,私たちは,プラスチックでできたコントローラを持って,ゲームを楽しんでプレイしている.この事実から,光に触れるためのコントローラにおける物質性を考えたらどうだろうか.

このブログの人気の投稿

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

Poi Vol.1 featuring Nukeme_PDF

紀要論文「クリーンな色面に重ねられたテクスチャが生み出すあらたなマテリアル」(追記:2017/09/07)

授業ノート:ディスプレイ時代の芸術作品_ネット公開用

身体|カーソル|イメージ:カーソルによって切り替えられる世界

MASSAGE連載09_小林椋《盛るとのるソー》 ディスプレイを基点に映像とモノのあらたな「画面」状態をつくる

授業ノート:ポストインターネット時代の芸術作品_ネット公開用

アニメのセルがもつツルツルなクリーンさをダーティにしてみると…

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

TumblrとInstagramは粒度を膨張させることなく,たんたんと同じような粒度の情報が続いていく