胃がひっくり返る感覚

胃がひっくり返る感覚.
内側から,外側へ.
バーバラ・スタフォード『見えるようにすることの不確定性:表象から精神的表象へ』
Barbara Maria Stafford 'Picturing Uncertainty: From Representation to Mental Representation'
ダン・フラヴィンが取り上げられている.

Take Dan Flavin’s discovery of the dark corner, rarely used by other artists before him. By dint of pressing a single eight-foot fixture into that cavernous angle, or leaning fluorescent light into the triangular penumbra, or lacing it with chromatic grid, he reveals the inaccessible depths of the background while flooding the foreground to expose its unsuspected tunnel of color. (p.459)

The visual system, confusingly, is biased in favor of those emerges from its camouflage in the background ─ as the dark recesses of the white-cube gallery emerge when Flavin’s radiant light destroys the receding darkness, eroding the architectural frame to expose real space. (p.462)

「電気の光は地と図を溶解させる」という,マーシャル・マクルーハンの予言.
内と外もなくなり,すべてはなめらかになっていく.
なめらかな中で,自らの輪郭をそのなめらかさの中へ溶け込ませること.
内と外との表面としてのインタフェースではなく,
内と外とをなめらかに通じさせるインタフェース.
なめらかであるけれども,そこに入っていくことは,胃がひっくり返るようなヒリヒリする感じがするはず.
なめらかさとヒリヒリ感.

このブログの人気の投稿

メタファーと身体の関係

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

お仕事:ヒューマンインターフェースの歴史 :「よくわからない」から、身体で感じるコンピューターへ

5層のレイヤー

“ニュー”メディアアートの現在地_ネット×アート_「ネットアート」の世界的な事例や系譜編

デスクトップ・メタファーと「ディスプレイ行為」 

1960年代に起きた「描く」行為の変容と電気の光

インターフェイス再考:アラン・ケイ「イメージを操作してシンボルを作る」は何を意味するのか.

映像から離れていっている