内化を突き進めて反転した後の外化

針を刺す.仮想世界に行くために,体内に異物を入れるという発想.で,今のところそんなことはできないし,将来的にブレイン・マシン・インターフェイス(BMI)で,直接脳と機械をつなぐとしても,首に針は刺さないかもしれないけど,なんでこんな発想がでてきのかは気になる.ので,ちょっと針を皮膚に刺すことを考えてみた.すぐに思いついたのが,献血です.針を,ぶっすと,いや,ちっくと,いや,ただ目の前で,針の先が皮膚の中に入っていく.というか,皮膚を突き破って,身体の中に入っていく.当然,針の先は見えなくなる.皮膚を境にして,針が見えたり見えなかったり.なんとなく痛みが,針の刺さっている所にある.この針の刺さっている感覚.ちっとも仮想世界と結びついていない.というか,今日このことを考えるまで,献血をしているときに,攻殻機動隊やマトリックスのことなど思い浮かべなかった.腕に針を刺しているからでしょうか.見えない針の先が,見たことがない自分の血管の膜を突き破って,そこを流れている血液を吸い出す.僕は,そのとき,自分の赤い血を見る.皮膚を突き破って,もうひとつ膜を突き破る.皮膚と膜のあいだも何かつまっている.皮膚を突き破って,つまっているものを突き通して,膜を突き破る.このことを反転するとどうなるか.最初に,何を突き破るのか.大気を突き通すのか.大気を突き通した先にもうひとつの膜があるのか.「内化を突き進めて反転した後の外化」を考えてみること.皮膚を突き破り,つまっているものを突き破り,膜を突き破り,流れているを突き破り,また膜を突き破り,つまっているものを突き破り,皮膚を突き破ると,針の先を身体の外に出て来る.さらに突き破るものはあるのかな.もうひとつ,突き破られた皮膚や膜は,また元通りになること.可塑性.

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