ステンドグラス

明るさに囲まれた世界.
それが,私たちが住んでいる世界で,時代なんだと思う.
アーツ&クラフト展にいったときに,
美術館の照明のせいもあるけど,
家具も重厚で,壁紙,タペストリーもなんか暗くて,
それらに囲まれていた世界はとても暗かったのだろう.
なんて,少しも考えていなかったのですが,
そんなときに,ステンドグラスの展示を見たのですが,
それは,しっかりと後に光源をもっていて,
とても明るかったのです.
そのときに,今,私たちがいる時代は明るさに囲まれていると思ったのです.
そして,今の時代を基準にすると昔はとても暗かったのだろうと.
当たり前のことかもしれませんが,
私たちの周りを囲む明るさの違いは,
私たちの感覚に大きな影響を与えていると思います.
そして,こんなに明るさ,つまり光を自由に扱えるようになったのは,
人類史的にはつい最近のことなのです.
今からみた暗さと昔からみた明るさ.
その間の人間の実感を考えること.


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