インターネットヤミ市インタビュー_エキソニモ/渡邉朋也編
金曜日(10/31)の夜からドバイに行きます.ドバイでISEA2014(電子芸術国際会議)が行われていて,そこで「A relationship between the Internet and the physical for the art」という発表をしてきます.発表の「インターネットヤミ市」を海外の事例と比較しながら分析するというものです.
取り上げるのはインターネットヤミ市の他に,Send me the JPEG by Winkleman Gallery,DISown by DIS です.
分析は以下のようになっています.
取り上げるのはインターネットヤミ市の他に,Send me the JPEG by Winkleman Gallery,DISown by DIS です.
分析は以下のようになっています.
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作品のJPEG画像をギャラリーのリアル空間で展示したグループ展:Send me the JPEG by Winkleman Gallery がアートワールドで「インターネット」と「現実空間」のあいだに起こる混乱を示している.
アートのディフュージョンラインとして小売店舗を模したインスタレーションをリアルに展示し,その後オンラインストアを開設した:DISown by DIS は「インターネット」と「現実空間」の重なりの部分を「ポスト・インターネット」というあたらしい価値観で上書きしようとしている.
スマホからポチるキミに悲報.わざわざ行かないと買えない,残念なECことThe Internet Yami-ichi by IDPW は 「インターネット」と「現実空間」のあいだの混乱を避けて,ネットと現実の重なりの余白の部分,つまりネットそのものと現実そのものをハッキングして,リアルに「インターネット的感覚」をインストールしている.
DISとIDPWは感覚は似ているが,DISには明確にディスる対象として「アート」があるのに対して,IDPWにはそのような対象がない.その結果としてIDPWは「インターネット」そのものに対して意識を向けている.だから,IDPWはインターネットヤミ市でインターネット自体をハッキングして,インターネットが着地するフィジカルな場所というこれまでにないものをつくっているのではないか.そして,「インターネットヤミ市」自体がひとつのコンセプチャルなアートになっているのではないか,というものです.
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前置きが長くなりましたが,今回の発表のためにインターネットヤミ市関係者にインタビューを行いました.自分の資料としてインタビューしたものですが,インターネットについての興味深い話がつまっているので公開していきたいと思います.
4つインタビューがあるのですが,まずは公開準備が整ったエキソニモと渡邉朋也さんのインタビューを公開します.話し言葉そのままで,しかも長いですが,2010年代前半のインターネットをめぐる状況のテキストとして読んでもらえればと思います.リンク先はGoogle docsです.
インターネットを受けてくれたエキソニモと渡邉朋也さん,ありがとうございました.
あと2つのインタビューも準備が出来次第公開していきたいと思います.
また,このインタビューは甲南女子大学の「学術研究及び教育振興奨励基金」の支援を受けて行いました.
作品のJPEG画像をギャラリーのリアル空間で展示したグループ展:Send me the JPEG by Winkleman Gallery がアートワールドで「インターネット」と「現実空間」のあいだに起こる混乱を示している.
アートのディフュージョンラインとして小売店舗を模したインスタレーションをリアルに展示し,その後オンラインストアを開設した:DISown by DIS は「インターネット」と「現実空間」の重なりの部分を「ポスト・インターネット」というあたらしい価値観で上書きしようとしている.
スマホからポチるキミに悲報.わざわざ行かないと買えない,残念なECことThe Internet Yami-ichi by IDPW は 「インターネット」と「現実空間」のあいだの混乱を避けて,ネットと現実の重なりの余白の部分,つまりネットそのものと現実そのものをハッキングして,リアルに「インターネット的感覚」をインストールしている.
DISとIDPWは感覚は似ているが,DISには明確にディスる対象として「アート」があるのに対して,IDPWにはそのような対象がない.その結果としてIDPWは「インターネット」そのものに対して意識を向けている.だから,IDPWはインターネットヤミ市でインターネット自体をハッキングして,インターネットが着地するフィジカルな場所というこれまでにないものをつくっているのではないか.そして,「インターネットヤミ市」自体がひとつのコンセプチャルなアートになっているのではないか,というものです.
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前置きが長くなりましたが,今回の発表のためにインターネットヤミ市関係者にインタビューを行いました.自分の資料としてインタビューしたものですが,インターネットについての興味深い話がつまっているので公開していきたいと思います.
4つインタビューがあるのですが,まずは公開準備が整ったエキソニモと渡邉朋也さんのインタビューを公開します.話し言葉そのままで,しかも長いですが,2010年代前半のインターネットをめぐる状況のテキストとして読んでもらえればと思います.リンク先はGoogle docsです.
インターネットを受けてくれたエキソニモと渡邉朋也さん,ありがとうございました.
インターネットヤミ市インタビュー_エキソニモ
インターネットヤミ市インタビュー_渡邉朋也
[私のMacだけかもしれませんが,YosemiteのSafariだとGoogle docsを読み込んでくれません,Chromeだと読み込めました]あと2つのインタビューも準備が出来次第公開していきたいと思います.
また,このインタビューは甲南女子大学の「学術研究及び教育振興奨励基金」の支援を受けて行いました.