メモ:大きな 小さな 中ぐらいな

インターネットができました.
そこにはアレクサンダー・ギャロウェイが言うような水平(TCP/IP)・垂直(DNS)軸があり,とても自由でありながらも,確固とした秩序があるという状態でした.
それは新聞,映画,テレビなどと比べられるとても大きなメディアになり,研究が進みました.

自由なインターネットはそこを自在に流れる画像を求めました.
その結果として,GIFやJPEGが取り込まれていきました.

画像は自由に流れていましたが,その流れを秩序だてるような掲示板や,Tumblrなどの中くらいのメディア,「アーキテクチャ」と呼ばれるものが出来ました.
アーキテクチャはインターネットを構成し,GIFやJPEGなどがより多く流れいくようにしました.この部分は大きな注目を集め,その構造も研究されています.
−−
インターネットの自由さと秩序,水平・垂直軸とを考えてみると,画像形式は水平軸の自由な流れに属し,アーキテクチャと呼ばれるようなウェブサービスは垂直軸の秩序に属するのではないだろうか.

GIFやJPEGなどの画像形式をメディアとして捉え,それはとても小さなメディアであるが,その特質を考えることは行われてこなかったのではだろうか.ポスト・インターネット界隈の作家は,ここに注目しているような気がする.ここを考えても,結局は,インターネット,もしくはアーキテクチャの特質に取り込まれてしまうのかもしれない.けれど,やってみると,そこにはインターネットやアーキテクチャでは汲み取れない何かが残っているかもしれない.

インターネットやアーキテクチャがヒトに奉仕するように設計されているとすれば,GIFやJPEGなどはヒトに奉仕するアーキテクチャやインターネットに奉仕してることになると考えてみれば,そこにはやはり何か面白いことが残されているような気がする.

このブログの人気の投稿

2025年の振り返り🥸🦆

NICOGRAPH 2025で「エキソニモの《Body Paint》における立体視効果の生起条件と印象の変化」を発表しました

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

「非-用具的道具」?

矢印の自立

artscapeの#30周年記念企画の座談会「30年後のウェブメディアを構想する」に参加しました

見ているモノは触れているモノか?(3)

メディアアート概論(2025年度水野担当分)の授業資料

告知:SOBOでucnvさんとトークします

「グリッチワークショップ」を見学して考えたこと