お仕事:「IDEA No.366 : ポスト・インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」に記事を書きました

IDEA No.366 : ポスト・インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」に「ポスト・インターネットというプラットフォーム上で自生をはじめた複雑な生態系」という「ポスト・インターネット」の状況整理するテキストを書きました.

私の他にも,谷口暁彦さんの個人史に近い「ググっても出てこない,ぼくが知りうるネットアートについての歴史の断片,そして最近のこと」や,髙岡謙太郎さんの的確なまとめ「ウェブサービスにおけるヴィジュアル・コミュニケーションの進化」が載っています.

巻頭を飾るラファエル・ローゼンダールさんについてのテキストをセミトランスペアレント・デザインの田中良治さんが「退屈とクリエイション」というタイトルで書いています.「退屈」,いいキーワードです.あと,ローゼンダールさんのブログのテキストを日本語訳してくているのがとてもうれしい.ローゼンダールさんのテキストは,ネットと表現の関係が的確に書かれているので,それが日本語で読めるのはとてもいいです.

もちろん「ポスト・インターネット」のヴィジュアルも多数載っています! 普段はディスプレイで見ているものですが,紙に定着された状態で見るのもまた新鮮です.

あと「光るグラフィック」展も取り上げられているので,本当に盛りだくさんの「ポスト・インターネット時代のヴィジュアル・コミュニケーション」になっています.
−−
以前,「光るグラフィック」展について書いた記事→「光るグラフィック」展から考えた「光」への感受性

このブログの人気の投稿

「グリッチワークショップ」を見学して考えたこと

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

矢印の自立

2046年の携帯電話と2007年のスマートフォンのあいだにある変化(1)

「サブシンボリックな知能」と Doing with Images makes Symbols

メタファーと身体の関係

キーボードにおける「薄さ/平面」という切断

インターフェイス再考:アラン・ケイ「イメージを操作してシンボルを作る」は何を意味するのか.

メディア映像史 (2022年度水野担当分)の授業資料