お仕事:恵比寿映像祭,Yebizoフォーラムにエッセイを書きました

恵比寿映像祭,Yebizoフォーラムにエッセイ「あたらしい「私」をつくる───ウェブと映像のリアリティの現在」を書きました.DJぷりぷり《金太郎》,谷口暁彦《First Person Ustreamer》,田村友一郎《Nightless》,パーカー・イトーの個展「The Agony and Ecstasy」から,ネット上の「私」について考えています.

私はカーソルやマウスなどのインターフェイス について考えてきて,それを「映像論」として「映像学会」というところで発表してきました.自分のやっていることを自分では「映像論」の範疇だと考えていても,他の人からみると「それは映像ではない」と思われているのかな思うことが多くありました.

なので,「恵比寿映像祭」のウェブにエッセイを書いてみませんかと,編集の人が声をかけてくれたことは,とてもうれしかったです.自分のやっていることが「映像」というカテゴリーに入ったのかもしれないと考えたからです.

けれど,ひとつのカテゴリーに入ることがいいことなのかはわかりません.また,「映像」と言えるかどうかスレスレの領域を見つけたいです.

このブログの人気の投稿

メディアアート概論(2025年度水野担当分)の授業資料

artscapeの#30周年記念企画の座談会「30年後のウェブメディアを構想する」に参加しました

カーソルについて何か考えたこと,または,エキソニモの《断末魔ウス》《ゴットは、存在する。》の感想

メタファーと身体の関係

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

「サブシンボリックな知能」と Doing with Images makes Symbols

ポスト・インターネットで途方にくれないためのメモ

「非-用具的道具」?

日本映像学会第51回大会での発表:VR体験をしているマウスにとっての映像とは何なのか

デジタルな現象をそのまま扱うということは,モダニズム的な態度