アーティ・ヴィアーカント,デジタルネイティブ・アーティスト?
自分のことは「ネットアーティスト」ではないと言い,自らの作品を語るときに「ニューメディア」という言葉を使わないアーティ・ヴィアーカント.そんな彼は「デジタルアーティスト」「デジタルネイティブ・アーティスト」と雑誌やウェブで紹介され,作品は「ソフトウェアによるアート」と呼ばれたりする.
こういったところに,インターネットが当たり前になった世代と,インターネットを特別だと思う世代のちがいを見ることができるかな.そんなアーティの紹介をしようと思ったのだけれど,イマイチ上手く書けそうもないので,講義で使ったノートから転載.
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イメージ・オブジェクト
こういったところに,インターネットが当たり前になった世代と,インターネットを特別だと思う世代のちがいを見ることができるかな.そんなアーティの紹介をしようと思ったのだけれど,イマイチ上手く書けそうもないので,講義で使ったノートから転載.
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イメージ・オブジェクト
- アーティストのアーティ・ヴィアーカント(1986-)が提唱
- The Image Object Post-Internet (11ページのテキスト)
- ポスト・インターネット文化におけるイメージとオブジェクトの現代的関係に対してのアートからの提案と批評
- ポスト・インターネットとは,遍在する作家性,評価経済の発展,ネットワーク文化の物理空間の崩壊,デジタルマテリアルによる無限の再生産と可変性によって定義される.
- 「イメージ・オブジェクト」は実際に展示会場の壁面に設置されたレリーフ状の彫刻と,それを撮影し,画像編集ソフトで編集/改変したいくつかの画像のバリエーションから構成される作品だ.(from ポスト・インターネット会議)
- Artie Vierkant の展示に対するBrian Droitcour のテキスト:Photo Op (artforum_march2012)
- 言説・思想ではなくソフトウェアによるアート
- 「デスクトップ」「ウィンドウ」というメタファーを超えて,インターフェイスの裏側のテクノロジーのロジックへ.
- L Magagine:知っておくべき5人のアーティストに選ばれる
- デジタル・アーティスト
- オンライン・オフラインで作品が見られることを意識
- インターネットで誰でも作品を見ることができて,保存することもできて,どこにでも再投稿できることに興味がある
- プレ・プロダクション,プロダクション,ポスト・プロダクションの区別はない
- 自分は「ネット・アーティスト」ではない
- IMAGE OBJECT at Foxy Production
- デジタル時代におけるイメージとオブジェクトとの関係を考える
- File as Form: Artie Vierkant's Image Objects Cross Media Boundaries and Undermine Online Art Networks
- 「ニューメディア」という言葉を使わない
- インターネットが作品制作,流通に与えた影響を考察
- Contemporary Art Diary からの影響
- 展示したオブジェクトとネット上のイメージとの関係
- イメージ・オブジェクトそれ自体はなんでもなく,文脈がすべての意味を持つ
- デジタルネイティブ・アーティスト
- In Post at STADIUM
- グループ展のキュレーション
- 変わらないイメージやオブジェクトはない
- かつてはポスト・プロダクションと呼ばれたものが創作行為に置き変わったこと
- 常にポスト・プロダクションの流れにいる