映像の間主観性(?)

次の学会発表のためのメモ(1)
「映像のモノ化:映像|データ|物質」というタイトルで発表を申し込んだけど,「映像の間主観性(?)」という方向へ…
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エキソニモ,
ドミニク・チェン,
毛利悠子,
チューリングテスト,
ネルソン・グッドマン,
ドナルド・デイヴィドソン,
どうにか発表の終わりが見えてきたような.
外部にある観察可能なものをデータ化し,情報の流れにのせること.
映像としてデータを可視化すること.
これを Scientific Visualization の方向ではなく,
心的イメージの方向で考えてみること.
http://mmmemo.posterous.com/15918609

チューリングテストは,いま一度改良されなければならない.対象と質問者の因果的な結びつきに加えて,対象と世界の残りの部分との因果的な結びつきも質問者に観察できるように,対象を表に出さなければならないのである.(p.144) ドナルド・デイヴィドソン「チューリングのテスト」
http://twitter.com/mmmmm_mmmmm/status/11990921849

端末は文字を表示する(としよう).これが「行動」として記述されるべきかどうかは,質問者にかかっている.結論として言えば,チューリングテストはその興味深さを損なうような仕方で行動主義的なわけではないのである.(p.137) ドナルド・デイヴィドソン「チューリングのテスト」
http://twitter.com/mmmmm_mmmmm/status/11991263030

《タイプトレース》においては,スクリーンに映しだされるテキストを書いているのは「作家」だと示されている.しかし,その姿は見えない.にもかかわらず,文字とそれに結びつけられた時間情報(データ)によって,スクリーン上の文字が変化することで,作家の気配が感じられる.
http://twitter.com/mmmmm_mmmmm/status/11991379474

《断末魔ウス》においては,対象と質問者との間で共有されている世界の因果関係のすべて,および対象そのものがディスプレイに映しだされている.壊されるマウスの映像,壊す行為と因果関係をもった位置情報を示すカーソル.それゆえに位置情報に意味,「人格」を見出してしまう.
http://twitter.com/mmmmm_mmmmm/status/11991597396

イメージを抱くとは,物質からなる一定の画像および記述を産出し,判断し,修正する,といった事態なのだ.(p.127)  ネルソン・グッドマン「見えない光景」→ここにデータをつけ足してみる:イメージを抱くとは,物質だけでなくデータからもなる一定の画像および記述を産出し,判断し,修正…
http://twitter.com/mmmmm_mmmmm/status/11991862342

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