『メディア・アート原論』への寄稿


久保田晃弘さんと畠中実さん編の『メディア・アート原論 あなたは、いったい何を探し求めているのか?』の21世紀のメディア・アートを考えるための9つのキーワードのうち「インターフェイス」と「イメージ・オブジェクト」の項を執筆しました✍️

以前から,「インターフェイス」と「イメージ・オブジェクト」については至る所で書いていますが,今回内容的にアップデートができたと思うので,読んでいただけるとうれしいです🙏



以下,目次です.まだ,私も全てを読んでいないのですが,興味深い目次です.私としては,「メディアとオブジェクト」「支持体としての芸術」,そして,「短いコードを擁護する In Defence of the Short Code」が気になっています.さらに,Poi で一緒の増田展大さんのテキストにも注目です.ぜひ,手にとって,読んでみてください😊


『メディア・アート原論 あなたは、いったい何を探し求めているのか?』久保田晃弘・畠中実編
  • Introduction
    • メディア・アートとはどのような芸術か───アート,テクノロジー,サイエンスの諸相 畠中実 8
  • Discussion 1
    • 「ニューメディア」アートの時代(2008年まで) 久保田晃弘+畠中実 17
      • メディアアートという言葉
        • はじめにデータありき 18
        • メディアアートの時代精神 24
        • メディア論の役割 28
      • 作品の優劣を超えて
        • なぜ「原論」なのか 36
        • ネット・アートの重要性 46
        • 最先端という保守 51
        • もうヒーローは要らない 55
  • Discussion 2
    • ポスト「インターネット」アートへ(2008-2018年) 「どこでもインターネット」時代のメディア・アート 久保田晃弘+畠中実 69
      • ポストインターネット状況
        • 2007年に何が起こったのか 70
        • メディア論のアップデート 75
        • メディアのテトラッド 80
        • 知能というメディア 86
      • メディアとオブジェクト
        • 展開された場における支持体 89
        • 鑑賞者中心主義 96
        • ポストインターネットと教育 99
  • Discussion 3
    • ニュー「メディア・アート」(2018年から)「類推の山」をめざして 久保田晃弘+畠中実 69
      • リセットされたメディア・アート
        • 歴史のなかのメディア・アート 112
        • アートの再定義 118
        • 社会の受け止め方 122
      • 支持体としての芸術
        • 芸術観のアップデート 128
        • ソフトウェアと人間 131
        • コードのための芸術 134
        • 類推の芸術 140
  • Article
    • バイオアート───メディアの拡張と自然観の変容 増田展大 144
    • 短いコードを擁護する In Defence of the Short Code 久保田晃弘 158
  • Keywords
    • 21世紀のメディア・アートを考えるための9つのキーワード
      • ①ハイブリッド・アート 畠中実 64
      • ②インタラクティヴ・アート 畠中実 66
      • ③ヴァーチャル・アート 畠中実 67
      • ④インディペンデント・メディアとしてのメディア・アート 106
      • ⑤ハッキング 久保田晃弘 107
      • ⑥エンターテイメントとゲーム・アート 久保田晃弘+畠中実 108
      • ⑦インターフェイス 水野勝仁 154
      • ⑧イメージ・オブジェクト 水野勝仁 156
      • ⑨ライブ・コーディング 久保田晃弘 178
  • History
    • メディア・アート年表 2007-2018 180
  • あとがき 204

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