お仕事:「MASSAGE 10」に記事を書きました.



MASSAGE 10」に「ポスト・インターネット的表現と「調整レイヤー」という不恰好なメタファー」というテキストを書きました.アーティ・ヴィアーカントの「イメージオブジェクト」とVince MckelvieInstagramにあげた「奇妙なブツ」について書きました.

タイトルにも書いたように彼らの作品を論じるために「メタファー」として使ったのがPhotoshopの「調整レイヤー」でした.ポスト・インターネット的表現には調整レイヤーに似た「理念的なレイヤー」が多く使われているのではということを書きました.

このテキストを書いているときに同時に考えていたのが,2014年9月に開催されたシンポジウム「デジタルメディア時代の視覚と世界変容—写真とその周辺領域において何が起きているのか」(と,その個人的振り返り)でした.このあたりの記事と一緒に読んでもらえるとうれしいです.(シンポジウムの報告集にテキストも書いたので後で,そのドラフトをUPしたいと思います).

最後に,これはテキストとは全く関係ないのですが,この前,エキソニモの千房さんがあげていたテキスト「インターネットの石「タイムライン・ダンス」」に「不格好なまま踊り続けるしかない」という文言があって,僕も「不格好な」言葉しか使えなくても「現場」を考え続けようと強く思いました.

このブログの人気の投稿

紀要論文「《Layered Depths》が示す「マルチレイヤードなメディア体験」に基づく映像体験」が公開されました

ÉKRITSへの寄稿:絵文字😹😸🙀は空白をつくり、感情🔥を区切る

MASSAGE連載01_ポストインターネットにおけるディスプレイ

MASSAGE連載06_《Empty Horizon》という「ディスプレイ」を抽出するモノ

MASSAGE連載02_「光の明滅」というディスプレイの原型的性質

MASSAGE連載03_光を透過させ、データとは連動しないディスプレイのガラス

サマーウォーズ:身体とアバターのデザイン(3)

出張報告書_20151030 もしくは,「みえないものとの対話」の対話

渡邊恵太さんとトーク「インターフェイスとは何なのか?」のスライドやメモなど

テクスチャーの裏側にあるかもしれない記憶_レジュメ&スライド