『はじめて学ぶ芸術の教科書 写真2 現代写真ー行為・イメージ・態度』への寄稿

 『はじめて学ぶ芸術の教科書 写真2 現代写真ー行為・イメージ・態度』に「「組み合わせのゲーム」としての「テクノ画像」制作」というテキストを寄稿しました.

ポストインターネット世代のアーティストのジョシュア・シタレラの「組み合わせゲーム」という作品と,メディア理論家のヴィレム・フルッサーの「テクノ画像」という概念を組み合わせて,カメラとコンピュータとが密接に結びついたあとの写真は,カメラのレンズが物質的世界を写しとるものではなく,イメージセンサーによって捉えられた光のデータの初期値とその操作になっている,ということを書いています.

目次

第1章 新星写真都市──写真芸術の過去/現在/未来 伊藤俊治

第2章 撮影行為と感情──写真家の言葉を手がかりに 甲斐義明

第3章 写真表現の現在を考える 増田 玲

第4章 写真の集塊──「Sujin Memory Bank Project」における想起の実践 林田 新

第5章 写真展示の現在 菊田樹子

第6章 写真の白、鈴木理策の白──『沈黙とイメージ 写真をめぐるエッセイ』より 竹内万里子

第7章 風景のふちに影が住む──宮本隆司《ピンホールの家》 長島 確

第8章 絵画と写真──ゲルハルト・リヒター全解 清水 穣

第9章 イメージに織り込まれていた批評性──長島有里枝の初期作品を読み解きなおす 中村史子

第10章 レジリエンスは可能か──喪失・悲嘆・病・尊厳 勝又公仁彦

第11章 電子のメディウムの時代──デジタル画像の美学 gnck

第12章 「組み合わせのゲーム」としての「テクノ画像」制作 水野勝仁

第13章 メディア・環境・無意識──インフラグラム時代のリアリティ 港 千尋

第14章 写真のニュー・セオリー──写真の本性に関する急進的理解 村山正碩

第15章 私たちの世界は、いつの日か、ゴダールのものとなるのか──映像の通貨化について考える 廣瀬 純

後書き 勝又公仁彦

---

<電子書籍>
リフロー型の電子テキストとして販売.

■Kindleストア
『写真概論』
www.amazon.co.jp/dp/B08VRL1B9J

『現代写真』
www.amazon.co.jp/dp/B08VRYKXYC

■honto電子書籍ストア
『写真概論』
https://honto.jp/ebook/pd_30822186.html?cid=ip_ebset_setcontents_01

『現代写真』
https://honto.jp/ebook/pd_30822185.html?cid=ip_ebset_setcontents_02


他、以下の書店等で販売(要検索)
■COCORO BOOKS
http://galapagosstore.com

■BOOKSMART
http://booksmart.jp

■iBookstore
https://itunes.apple.com/jp/genre/books/id38?mt=11&itscg=

■どこでも読書
http://dokodoku.jp/

■ヨドバシカメラ
https://www.yodobashi.com/
--------------------------------------------------------------------------
<オンデマンド出版>
デジタル印刷の技術を使い,1部から少部数(300部程度)までの製造に対応するものです。
読者の注文を工場で情報受け取りしてから製造します.

■amazon
『写真概論』
www.amazon.co.jp/dp/4909439323

『現代写真』
www.amazon.co.jp/dp/4909439331


■honto
『写真概論』
https://honto.jp/netstore/pd-book_30826055.html

『現代写真』
https://honto.jp/netstore/pd-book_30826056.html?deqid=23279495995&recid=002002


このブログの人気の投稿

【2023~2024 私のこの3点】を書きました.あと,期間を確認しないで期間外の3点を選んで書いてしまったテキストもあるよ

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

映像から離れていっている

出張報告書_20150212−0215 あるいは,アスキーアート写経について

「グリッチワークショップ」を見学して考えたこと

画面分割と認知に関するメモ

矢印の自立

アンドレアス・グルスキー展を見て,谷口暁彦さんの習作《live-camera stitching》を思い出しました

京都工芸繊維大学_技術革新とデザイン_インターフェイスの歴史