授業ノート:あなたは,いったい何を見ているのか?



甲南女子大学文学部メディア表現学科2年生必修授業の「メディア表現発展演習Ⅰ」の授業ノートです.タイトルは「あなたは,いったい何を見ているのか?」です.久保田晃弘さんと畠中実さんの『メディア・アート原論』の副題「あなたは、いったい何を探し求めているのか?」からとってきました.

授業ノート:あなたは,いったい何を見ているのか?


今回の授業構成は,まず何も解説せずに作品を学生に見てもらい,コメント・感想を集めました.次に,集めたコメント・感想をほぼすべて読み上げて,その後,作品に対する私の考えを述べました.最後に,学生に改めてコメント・感想を書いてもらいました.

最初は「わからない」と書いていた学生が,私の解説や他の学生のコメントを読んで,「少しわかった」「そんな見方があるのか」と作品理解のとかっかりを得て,最後のコメントを書くときには「わからない」が「少しわかる」という状態になって欲しいと考え,上のような授業構成にしました.

私のテキストとともに資料として,授業の重要な構成要素である学生のコメント,そして,最後のレポートも名前を伏せて載せてあります.

このブログの人気の投稿

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

2046年の携帯電話と2007年のスマートフォンのあいだにある変化(1)

スケッチパッドで描く、ふたつの手(1)

「サブシンボリックな知能」と Doing with Images makes Symbols

【2023~2024 私のこの3点】を書きました.あと,期間を確認しないで期間外の3点を選んで書いてしまったテキストもあるよ

スケッチパッドで描く,ふたつの手(4)

出張報告書_20150212−0215 あるいは,アスキーアート写経について

矢印についての寄せ集めメモ

「グリッチワークショップ」を見学して考えたこと