MASSAGE連載12_ディスプレイなきディスプレイ場/ラファエル・ローゼンダール《Shadow Objects》


MASSAGEでの連載「モノとディスプレイとの重なり」の第12回「ディスプレイなきディスプレイ場/ラファエル・ローゼンダール《Shadow Objects》」が公開されました.


「モノとディスプレイとの重なり」と題して書いてきた連載ですが,ラファエル・ローゼンダール《Shadow Objects》を取り上げた今回は「ディスプレイ」は出てきません.代わりに出てくるのは「穴」や「影」といったモノのようでモノでなくて,モノに依存しているような存在です.ディスプレイはイメージの支持体として考えられますが,よく考えてみれば,イメージに依存して存在する「穴」や「影」のような存在なのかもしれません.だから,モノとしてのディスプレイが消えたとしても,ディスプレイは一つの場として,イメージとの関係のなかで存在し続けるのでしょう.そして,谷口暁彦さんによるカバーイメージは,最後は宇宙にまでいってしまいました.そんなこんなで今回で連載は一区切りです🖥🕳💻


よろしくお願いします😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊😊

このブログの人気の投稿

メディアアート概論(2025年度水野担当分)の授業資料

artscapeの#30周年記念企画の座談会「30年後のウェブメディアを構想する」に参加しました

カーソルについて何か考えたこと,または,エキソニモの《断末魔ウス》《ゴットは、存在する。》の感想

メタファーと身体の関係

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

「サブシンボリックな知能」と Doing with Images makes Symbols

ポスト・インターネットで途方にくれないためのメモ

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

「非-用具的道具」?

日本映像学会第51回大会での発表:VR体験をしているマウスにとっての映像とは何なのか