紀要論文「《Layered Depths》が示す「マルチレイヤードなメディア体験」に基づく映像体験」が公開されました

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紀要論文「《Layered Depths》が示す「マルチレイヤードなメディア体験」に基づく映像体験」が掲載された「甲南女子大学研究紀要Ⅰ 第61号」が刊行されました.

紀要論文の要旨です.
本論文は,ヨフの《Layered Depths》の考察を通して,「マルチレイヤードなメディア体験」に基づく映像体験を明らかにするものである.ヨフによる作品説明を前提にして,《Layered Depths》の作品体験を考察していき,以下の3つの主張を行う.まず,彼らの作品の根底にあるコンピュータ以後のメディア体験が擬似空間と鑑賞空間との関係に変化を引き起こしていること.次に,《Layered Depths》が19世紀に生じた「映像を見る」という体験をひっくり返していること.最後に,コンピュータが「映像を見る」という体験に持ち込んだ仮想空間が映像を含んだディスプレイを「行為」の対象にし,擬似空間を鑑賞空間から独立させたこと.これらの主張を通して,映像体験が「見る」だけに留まらず,眼前の対象のより良い認知を求めて自ら変更していく「行為」を伴う主観的な体験になっていることを示す.

甲南女子大学の学術情報リポジトリにPDFが掲載されていますが,紙で読みたいという方がいましたら,以下のフォームから申込ください.抜き刷りを発送します.

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