MASSAGE連載12_サーフェイスから透かし見る👓👀🤳/バルクを体験する──主観と客観とを接合していくあたらしい体験



MASSAGEの連載「サーフェイスから透かし見る👓👀🤳」,最終回「バルクを体験する──主観と客観とを接合していくあたらしい体験👋」を書きました✍️✍️✍️


情報を起点にモノを考えるようになったために、モノのサーフェイスからはみ出してきたバルクがつくる「モノもどき」による体験のあたらしさのではないだろうか,ということを,小鷹研究室の《質量ゼロのガムテープを転がす》や脳神経科学からできてきた「予測誤差最小化」という概念を使って考えています🧐

カワイさんのタイトル画像でグレーのサーフェイスに緑の棒が映り込んでいるかのように描かれているのですが,よく見ると映り込んでいるのではなくて,グレーのサーフェイスの先に空間があって,そこに存在しているように描かれています.グレーのサーフェイスはそこだけ別の世界として体験できるようになっているのではないでしょうか.

カワイさん,2年間以上ものあいだ,カバー画像を描いていただき,ありがとうございました☺️ カワイさんのイラストを見て,自分の考えが明確になることが多くありました💡

MASSAGEの庄野さん,「モノとディスプレイとの重なり」から引き続き,締め切りなしの連載を気長に書かせてもらい,ありがとうございました☺️ 庄野さんからもらったコメントと対話するようにテキストを修正をしていくなかで,毎回の主題に対する自分の考えの輪郭=サーフェイスが掴むことができました.そして,長い連載の最後には,これから考えていきたいことのあたらしいコア=バルクも見えてきました.また一緒にこの先を考えていけたらいいなと考えています🙇‍♂️

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