Compression Artifacts っていうグループ展、例によってArtie Vierkantとか参加してるしどこからどこまでが現実なのかもうわからん。 http://t.co/lcxcQdBZG2 — Akihiko Taniguchi (@hikohiko) April 2, 2014 という谷口暁彦さんのツイートで知った「 Compression Artifacts 」 というグループ展? 実際に開催されたのかどうかもあやしい. Joshua Citarella のサイトでは「Work」ではなく「Projects」にカテゴライズされていて,そのカテゴリーには他にPhotoshopのpsdファイルのみで構成されている「 the PSD show 」と日々tumblrに「アート的な」画像をアップし続けている「 Jogging 」がある. 「the PSD show」と「Jogging」はオンラインの活動だが,「Compression Artifacts」はリアルでの活動に重きを置いているというか,このリアルへの重心の置き方がおかしい.どこかの林のなかに展示空間をつくって,そこで展示を行うということが行なわれたらしい.展示後は展示施設は取り壊され,作品は燃やして灰になったとしている.だから,展示が行なわれたかどうかを示すのは,サイトにあげられている画像と関係者の記録・記憶のみとなる. 谷口さんも名前を出しているアーティ・ヴィアーカントのカラフルな作品が正面と左側の壁にかかっているが,彼のイメージ−オブジェクトという考え方が今回のグループ展の基底にはあるのだろう.インターネットが当たり前になったポストインターネット的状況では,リアルな空間に実際に展示したオブジェクトよりも,それを撮影して,より良く見えるようにPhotoshopで加工したイメージのほうが多く人の目に留まるし,それが作品の善し悪しを決めるものになりつつあるとヴィアーカントは考えている.そして,ヴィアーカントは展示の作品の原型を辛うじて留める程激しく加工した画像をネットにあげる.そこではリアルの展示が第一で,ネットはそれを補完するものだとする序列はなくて,ヴィアーカントにとってはどちらも作品して等価なものとして扱われる. 「Compression Artifacts」はど