身体|カーソル|イメージ:カーソルによって切り替えられる世界


今から7年前に .review というTwitter発の雑誌に書いたテキスト.業績に概要が載ってなかったので改めて読んでみたら,自分で書いた図に「ディスプレイの重層性」とあった.今とつながっているのかもしれない.

概要
本論考は,コンピュータがカーソルを中心にして身体のあらたなあり方を規定する想像力をつくりだしていること論じたものである.カーソルと身体との結びつきを考察するために,評論家の斎藤環がインターネットのOSI階層モデルによって説明する「ラメラスケイプ」という概念と,文学において身体が消失してきたとされる論を参照する.そこから,文学から消失した身体がコンピュータに移行してきたことを示す.

このブログの人気の投稿

日本映像学会第51回大会での発表:VR体験をしているマウスにとっての映像とは何なのか

日本映像学会第48回大会で「インターフェイスにおけるデジタルオブジェクトの実在性」という発表をします🧐(追記:2022/06/06 発表資料の追加)

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

「非-用具的道具」?

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

画面分割と認知に関するメモ

「サブシンボリックな知能」と Doing with Images makes Symbols

矢印についての寄せ集めメモ

Poi Vol.1 featuring Nukeme_PDF

Poi Vol.2 featuring Tomoya Watanabe_PDF