京都精華大学集中授業「メディア論」

メディアが融けたあとのメディア論
───モノとディスプレイとの重なり合いから考える

スライドと授業のメモ

メディアとメタメディア篇(PDF)

  • 誰もが使えるようになってはじめてメディア
    • それゆえに,エンゲルバートはコンピュータをメディア化したとは言えない
  • メタメディアと身体の縮小
    • 外爆発の結果の内爆発というベクトルの変化
      • 内爆発=知能の拡張=メタメディア
        • メタメディアによって外爆発で拡張した身体自体が内爆発にベクトルを変化させる
  • アラン・ケイのタブレットのイメージとプログラミング
    • プログラミングで内爆発を記述する?

融けるデザイン篇(PDF)

  • 表層と深層
    • 深層をプログラミングで記述するからこそ,メディアは溶けだす.
    • 二層構造が前提となっているからこそ,コンピュータはメタメディアである
  • モノとメタファー
    • 電話のようなもの
      • 電話線が光回線になって,インターネットのもとで「電話のようなもの」となっている
      • 深層の記述と表象の古さ=過去のメディアの流用
        • 「メタファー」というモデルに惹きつけられるヒト?
      • 物理層から離れて,アプリという独自の地位を与えられる
        • 物理層,プロトコル層,インターフェイス層


ポストインターネット篇(PDF)

  • Artie Vierkant
    • Image Objects
      • 写真という3次元のものを2次元平面で見せる視点をコピースタンプツールで破壊して,2次元にしか見えない平面を3次元にみえる2次元平面に混入させる
    • レイヤーを貫通して,ゆるやかにつなぐ紐
      • 実際のレイヤーはあるけれど,そのように考える小林さんの思考が興味深い
リンク集
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