iPhoneのアニメーションを意識して電車の中で、iPhoneを使ってメモを書く

エキソニモのカーソルを用いた作品を考察した際に,カーソルは「あいだを移行する存在」だと指摘した.そうだとするならば,アニメーションもまた「あいだを移行する存在」だと言えるのか? 私たちのの注意を移行させているカーソルとアニメーション.

次に移行させる!カーソルの矢印の先に意識を移行させる.アニメーションはどう意識を移行させるのか? 行為の「次」を示すようなアニメーション.次から次へと現れては消えて行くことで,次々に意識を移行させていくアニメーション.仮想と現実とのあいだではなく,ただ単に「次から次へと」移行を発生させる.ひとつの世界の中で,「次から次へと」ということ.カーソルでの移行は空間が問題であったが,アニメーションでは空間ではなく,時間が問題になっている.

カーソルは「↑」という基本形態をもつが,iPhoneのアニメーションはそれをもたない.ヒトに次の行為を促すためだけに,様々な形態を示す.画面上に常にあるわけでもない.ヒトに次の行為を促すときにだけ,パッと現れては,シュッと消える.

iPhoneのアニメーションは,押した時に現れて,離す時に消える.アニメーションは,押した指をいつ離すかを示している.押した後に必ず起こる「離す」という行為のタイミングを示すアニメーション.

このブログの人気の投稿

マジック・メモ:行為=痕跡=イメージの解体可能性

MASSAGE連載12_ディスプレイなきディスプレイ場/ラファエル・ローゼンダール《Shadow Objects》

インスタグラムの設定にある「元の写真を保存」について

スライド:映像文化 第4回|テレビ:同じ時間にみんなで見るから,共有の場へ

《ゴット・イズ・デット》が示すインターネットの「不穏さ」

カーソルについての講義のコメントに対するコメント

札幌国際芸術祭のメモ:松江泰治とラファエル・ローゼンダール

MASSAGE連載09_小林椋《盛るとのるソー》 ディスプレイを基点に映像とモノのあらたな「画面」状態をつくる

メモ:台風→情報の流れ→GIF→複合体としての主観

告知:第4回新視覚芸術研究会「デジタル時代の次元の折り重なり」【追記_2017/08/08】